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コラム

多頭飼いによるペット達の行く末

年末も近づいてきて皆様忙しい季節かと思います。

本日も残置物撤去&ペット消臭の現調に行って参りました。

現場は何年も前に持ち主の方が亡くなられて管理されていない一軒家です。
そこでは残置物も多く、動物を多頭飼育しておりペット臭が凄いということもあり調査員も気合を入れて現地へ行って参りました。

玄関ドアを開けた途端にネコの臭いで充満した室内、フンだらけの現場が広がっていました。

現調を続けていると、そこにはネコの白骨がいくつも転がっていたのです……。

どういった経緯でこのような状況になったかは定かではございませんが、現場を見た限りでは飼い主が亡くなられ餌のない状況で衰弱死してしまったのではないかと考えられる現場でした。

とても悲しい現場…


※写真は過去に保護した猫

我々特殊清掃に従事している【特掃屋クリーンマイスター】は稀にこういった現場に立ち会うことがございます。

実際一年前の話ですが、飼い主が孤独死し引き取り手がおらず事務所で老ネコを3匹程保護しております。

スタッフの一人が直面した現場では多頭飼いの末、衰弱死したネコたちの中で3匹ほど生き残りがいました。
亡くなった仲間のネコを食べて生き残った状況だったそうです…。

そのネコたちは無事保護され、うち一匹はスタッフが家族として迎え入れています。

ギリギリのところで救えた命。

動物を飼育することの責任とはどういったことなのかと今一度考えさせられます。


※写真は事務所で保護している老ネコ達

本日は少し暗いお話となってしまいましたが、こういった現場での状況をまた今度詳しく記載し、多くの方に知って頂きたいと思っております。