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コラム

ペット消臭の現場から

本日も多くのお問合せをいただきました。

いつも誠にありがとうございます!

 

特掃屋クリーンマイスターでは【特殊清掃】【不用品回収】【遺品整理】などの依頼を頂戴することが多々ありますが、【ペット消臭】も沢山のご依頼を受けることがあります。

 

ワンちゃん、ネコちゃんを飼育されていると部屋のあちこちがトイレという状態に…

例えそうでなくても動物特有の獣臭がお部屋中にしてしまうなんてことも…

 

私たち消臭作業を行う現場の意見といたしまして、【特殊清掃】の腐乱臭よりも【ペット臭】の匂いの方が消臭が難しいというのが現実となっております。

イメージといたしまして、人の腐乱臭の方が匂いがきつく取りにくいかと思います。

ではなぜ【ペット臭】のほうが消臭が難しいのか?

 

ペットを飼われているご家庭もたくさんいると思うので今回は、「ペット消臭の現場から」を作業員の感想も踏まえてお話したいと思います。

 

ペット消臭のご依頼


お客様からお問い合わせをいただき私たちが質問させて頂く内容は次の通りです。
①お客様の氏名・連絡先
②現場住所・お部屋の間取り

③動物の種類or雌雄の確認

④現調日時のご予約 ※その他お客様との話し合いでお聞きすることが増える場合があります。

以上が、お問い合わせ時にお話しさせていただく基本の内容となっております。

③の動物の種類と雌雄についてなぜ聞かれるのか疑問に思うかと思います。

 

実は、一般的によく飼育される犬猫では犬よりも猫の方が匂いがきつく取りにくい傾向にあるからです。

そして、どの動物にも言える話ですがやはりオスの方がフェロモンやマーキング行動などから匂いの強い尿をいたるところでしてしまうなんてこともあるからです。

 

現地でのヒアリング(ケース別)


お客様にもいろいろな事情でご依頼いただけるケースがあり、お見積りにお伺いした際にその辺りのお話をさせて頂きます。

 

・物件を【購入】されたオーナー様からご依頼いただくケースでは、お家のリフォーム工事と同時進行で消臭作業に入ることがあります。

主にこういった場合物件の前オーナーがペットを飼育され、壁や床に尿が染み込んでいることが多く消臭作業だけでは除去しきれないケースがほとんどです。

 

・【入居】者が入る前の消臭は物件オーナー様か管理会社様からご依頼いただくケースが多いです。

賃貸物件を扱っているオーナー様の中には動物嫌いの方などもいらっしゃり、少しの匂いでも消臭を依頼されることもあります。

ペットOKの物件でも多頭飼いされていたり、躾が行き渡っておらず部屋のあちらこちらで排泄をされている場合もあり、そういった場合だとお部屋の原状回復に多大な金額が発生してしまいます。

リフォーム工事だけでは取り除くのが難しいペット消臭を消臭専門業者に依頼されるのです。

 

・入居者様から物件を【退去】する際にご依頼いただくケースもとても多いです。

ペット飼育禁止の物件だけど、管理会社には内緒で飼ってしまっていたりすることもあります。

ですが、そういった場合でも消臭作業に入らせていただきお客様の情報を他者に漏らしたりすることはございません。秘密厳守にて作業致します。

ただし、あまりにもお部屋の状況が深刻な場合などは消臭作業だけでは除去しきれないため現調実施時にご意見させていただくこともございます。

状況によっては解体作業を行わなければならないため、物件を管理されている方からの許可がない限り私どもがお部屋を解体することは致しません。

そういった理由からお客様のご負担が二重にならないようにアドバイスさせて頂きます。

 

 

現調実施


ご依頼者様とある程度のお話をさせて頂いた後、調査員による現調が行われます。
空間に漂う臭気レベル、発生箇所(排泄場所)の特定、尿の浸透具合、どこまでの施工が必要か、臭いの特性(相性の良い薬剤の選定)など基本的には目視と鼻を近づけて確認することが多いです。
しかし、特殊清掃とは違いペットは生き物ですから思わぬところに臭いを付けていることが多く特定が難しいのが現実です。そういった問題も踏まえ、特に入居者様の場合だとペットの行動パターンを聞き取りして特定するといった方法も取らせていただいています。

現調が終了いたしましたら、お見積り金額の提示と作業日時、必要作業期間を決めていきます。

ご納得頂けましたら作業に入らさせて頂きます。

 

犬と猫の違いとは?


※写真は押し入れ、天袋からのネコの尿染み
冒頭でもお話しさせて頂きましたが、ワンちゃんよりもネコちゃんの方が匂いがきつく取りにくい傾向にあります。

ネコは「スプレー」というマーキングを行う場合があり、人の入れない場所にまで侵入したり天袋など高い場所などで排泄したりもします。

そして何よりも厄介なのが、イヌに比べてネコの尿は付着したものの中で結晶化してしまうという点です。

つまり、固着力が犬よりも強いのです。

尿の浸透状況によっては薬剤だけでは除去することがままならず、壁や床を解体(切除)するといったことが最悪必要になってしまいます。

イヌも同様にトイレを覚えていなければいたるところをポイントとし、同じ場所に長年排泄を繰り返すといった場合もあります。そうなってしまえば尿の浸透はより一層深いところまで行き取り返しのつかない状態になってしまいます。

ペット消臭作業


※写真はオゾン発生器Taiga(殺菌・脱臭)

壁や床といった場所に尿の染み込みが無いケースですと脱臭と消臭剤の散布で日常的に感じる獣臭は取れることもあります。もちろん状況にもよりますが。

段階に分けてお話していきましょう。

 

ペットと過ごす生活臭のケース


ご依頼主様が気にされているほどの臭気を感じない現場も中にはございます。
しかし多くの場合、排泄はトイレでしていたけど獣臭が空間を漂っているなどの現状では、ワンちゃんネコちゃんも部屋中を歩き回る為トイレ後の足で床に臭いが付いた、毛が室内の狭い場所に入り込んでいる。などの理由から臭気を感じられることもあります。

そういった場合、消臭作業に入る前にまずは室内の清掃を実施して臭いの発生源を取り除いてから消臭致しております。

 

多頭飼いなどで臭いが壁や床に染み付いてしまうケース


※ペット消臭の為のクロス剝がし作業
現調時、数匹のペットを飼育し臭いが空間にも漂っている場合ではただ脱臭や消臭剤を散布しただけでは取り切れないこともあります。
そうした場合、壁のクロス(壁紙)やCF(クッションフロア)などに臭いが染みついている為、剥がして施工しなければ消臭作業自体効果が半減してしまいます。
ですが、入居者様の判断でそうしたことを実行するのは難しく、当然元通りに原状回復を行わなければなりません。

その為、管理会社様へ一度相談されて依頼されるケースもございます。

 

解体(切除)が必要なケース


※ボード変色が尿染み

こちらは最悪のケースとなります。
壁ボードの内側まで尿が浸透しており、ボード自体ボロボロになっているケースです。
ここまでくると、フルリフォーム以外の部分リフォームでは臭いを落としきることは難しく解体作業と専門的な知識を持った業者の技が必要となります。

発生箇所の取り除きを行った後は消臭作業に入り、臭い戻りがないかの臭気確認を後日行います。
臭気が戻るようなことがあれば引き続き作業、なければ依頼者様に立会頂き作業完了となります。

 

まとめ


ペットは生き物の為、思わぬところに排泄をしてしまうことがあります。

臭いの発生源の特定がとにかく難しいペット消臭。

孤独死現場などの特殊清掃を専門に行わせていただいている私どもでも難易度の高い消臭作業ということは少しはご理解いただけたかと思います。

賃貸物件ではお部屋を綺麗に維持しましょうというルールがある以上、飼い主様が普段から意識されていれば依頼主様のご負担は必要以上にはならないかと思います。

それに、ペットを飼われている以上責任を持って躾・お世話をする。

当然のことですが、それだけでワンちゃんネコちゃんもいい環境で清潔に生活していくことができるかと思います。

ペットと快適に過ごす毎日の為に…

我々特掃屋クリーンマイスターは身近な問題である【ペット臭】に不安を感じられている方々の相談に乗り、正しい施工手順で業務に励んでいく所存でございます。