2022/12/26

ゴミ屋敷でご家族や親しかった方を亡くされた皆さまの心中は、察するに余りあります。

しかし、そのゴミ屋敷は早い時期に原状回復しなければなりません。

この記事では、孤独死のあったゴミ屋敷の特殊清掃をおこなう業者の選び方や清掃手順について解説しています。

 

ゴミ屋敷で孤独死が起きやすい理由

「ゴミ屋敷は、孤独死の前兆」とも言われるくらい、孤独死の現場の多くがゴミ屋敷です。

なぜ、ゴミ屋敷では孤独死が起きやすいのでしょうか。

主な理由を３つ紹介しましょう。

 

｜セルフネグレクト

ゴミ屋敷になってしまう原因の一つが「セルフネグレクト（自己放任）」です。

セルフネグレクトの人は、生活環境や栄養状態が悪化しても、改善しようという気持ちにならず、周囲への支援も求めなくなります。
入浴、食事、排泄など、生活の基本習慣もできなくなってしまいます。

また、体調が悪化しても病院へかかることもありません。

そのため、最終的にはゴミ屋敷で孤独死を迎えることが増えるのです。

 

｜火災やケガのリスクが高い

ゴミ屋敷にうず高く積み上げられたごみの山は、倒壊すれば怪我のもとです。
床が見えなくなるほどビニール袋が散乱していると、つまづいたり滑ったりして転倒し、骨折することもあります。

また、掃除をしないためコンセントなどに埃が溜まりやすく、火災の危険もあります。
燃えやすいゴミが多いゴミ屋敷では、ひとたび火災が発生すると大惨事になりやすいのです。

 

｜体力や気力、認知機能の衰え

体力や気力の衰えも、ゴミ屋敷で孤独死する原因です。
高齢になると、病気や足腰の衰えから片付ける体力や気力がなくなり、ゴミ屋敷となる傾向があります。

また、認知能力が低下すると、食材を多く買い込んでしまったり、同じものを何度も買ってしまったりすることで、ゴミが増えていきます。

 

ゴミ屋敷での孤独死は特殊清掃が必要

孤独死が発生したゴミ屋敷の多くは、ゴミ袋や荷物が積み上がっています。
ご遺体は、生活ごみと使わなくなった不用品に囲まれて亡くなっている場合がほとんどです。

現場はゴミの悪臭だけでなく、死臭・腐敗臭も同時に発生するため、かなり強烈な悪臭が部屋全体に漂っています。
悪臭だけでなく、ハエやゴキブリなども大量に発生するため、感染症の危険もあります。

親しかった方が亡くなられ不安定なお気持ちの中、壮絶な現場で慣れない清掃をなさることは、不可能と言っても良いでしょう。

薬剤や感染症など特殊清掃に必要なさまざまな知識と豊富な清掃経験を持つ特殊清掃会社に依頼することで、短期間に原状復帰することが可能です。

 

【ゴミ屋敷の孤独死現場】特殊清掃業者の選び方

それでは、どんな特殊清掃業者に依頼するのが良いでしょうか。

孤独死の増加や高齢単身者世帯の増加により、特殊清掃を求められるケースは年々増加しています。
それにともない、特殊清掃を謳う業者が非常に増えています。

しかし、新規参入の特殊業者の多くは、技術的に未熟な場合も少なくありません。
身内の方や親しかった方が想像もしなかった形で発見された時に、余裕を持って業者を選ぶことは難しいと思います。

しかし、以下の３点だけはしっかりと確認していただきたいです。

 

｜対応エリア

特殊清掃業者を選ぶ際には、対応エリアを確認しましょう。

対応エリア外の業者に依頼した場合、移動距離が伸びるため、一日の作業時間が短くなったり、追加料金を請求されたりする場合もあります。

また、エリア外のため自治体ごとに異なるゴミの廃棄方法を熟知していない可能性もあります。

 

｜対応の早さ

業者の対応の早さを確認することも大切です。ホームページなどで「即日対応」を謳っているか確認しましょう。
ご遺体は、発見されるまでの期間が長ければ長い程、悪臭や害虫が多く発生してしまいます。

すぐに対応してくれる業者を選ぶことで、原状復帰も早まりますね。

 

｜実績

特殊清掃業務は、薬剤や清掃方法、感染症などに関する知識とともに、多くの特殊清掃現場での経験が必要です。

特殊清掃の現場は、二つとして同じ条件の現場はないため、その都度使用する薬剤や清掃手順を決めていかなければなりません。
そのため、実績の少ない特殊清掃業者では、しっかりと清掃や消臭ができない可能性が高いです。

ホームページでの実績掲載やブログの更新状況を確認してみましょう。
実績が載っていないサイトは、信用できないと考えて良いです。

 

ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃の流れ

ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃は、どのような流れで行われるのでしょうか。

 

1.見積もりとご契約

ご連絡をいただきましたら、現場に伺って見積もり作業を行います。
ご依頼者やご遺族は現場を見るのもお辛いことも多く、特殊清掃会社の作業員のみで見積もることも少なくありません。

 

2.ゴミ袋など不用品の搬出

ご遺体が運び出された後のゴミ屋敷には、ゴミ袋や不用品が山積みです。

まず作業がしやすいように、ゴミ袋や不用品を搬出していきます。その際、ご依頼に応じて遺品整理をおこなうこともあります。

 

3.汚染物の搬出

室内は、感染症の危険があるため、作業員は完全防備で作業を行います。

まず、体液や血液の染み込んだ布団やカーペットなどを搬出します。

そのまま運び出すと悪臭から近隣の皆様に迷惑がかかる可能性があるため、臭いがもれないよう密封することも大切です。

 

4.汚染箇所の清掃

床や壁などの汚染箇所を、血液や体液の除去に有効な洗剤を用いて丁寧に清掃します。

床板や畳、壁紙などまで染み込んでいる場合は、いったん撤去して清掃をおこなう必要があります。
大規模な場合、解体やリフォームのご提案をおこなう場合もあります。

 

5.害虫駆除

清掃後、薬剤を噴霧し、害虫駆除をおこないます。
ご遺体に湧いたウジやハエは、卵を産んでどんどん繁殖していくため、しっかり駆除しなければなりません。

また、ごみの山には、ハエはもちろん、たくさんのゴキブリやネズミが発生しているケースもあります。

 

6.脱臭・消臭

一般では市販されていない特殊な消臭剤と技術とノウハウを駆使し、脱臭消臭をおこないます。

仕上げに高性能なオゾン脱臭機を用い、完全消臭を実現します。

 

7.清掃

最後に、お部屋の清掃を行って作業完了です。

 

ゴミ屋敷での孤独死の特殊清掃なら

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「特掃屋クリーンマイスター」は特殊清掃に自信があります。
万一ご満足いただけなかった場合には、作業代金を返金いたします。

 

｜確かな清掃品質と豊富な経験

効果的な薬剤や機材を使い、効率よく作業を行います。
また、作業に必要な最新知識は、社内の有資格者による定期的な社内教育をおこなっています。

 

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万一、他店の見積より1円でも高かった場合、さらに値引きさせていただいております。

 

まとめ

孤独死のあったゴミ屋敷の特殊清掃について、まとめてみました。

ゴミ屋敷で孤独死が多い理由や、孤独死のゴミ屋敷清掃は一般の方ではできないこと、良い特殊清掃会社の選び方などを紹介しました。

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県の特殊清掃は、信頼と実績のある「特掃屋クリーンマイスター」にお任せ下さい。