いつ何時、誰の身に起こりうるかわからない死。
その中でも、気づかれることが遅くなってしまう孤独死。
日常生活を送る中で、孤独死について考えている方はどれくらいいるのでしょうか。
テレビのニュースなどで、孤独死について特集が組まれたり、お年寄りの孤独死についてのニュースが放送されていたりと、深刻な社会問題になっています。
人は、死にゆくときも人と関わっていかなければならないことを忘れてはいけません。残ったご遺体、残った遺品、残った臭い。死んだら終わりではありません。誰かが残されたすべての物事に対処していくのです。こういった残された後のサポートを行う特殊清掃について解説していきます。
孤独死現場での特殊清掃とは?
孤独死された方というのは、息を引き取り亡くなられてからの発見が遅くなるため、死臭といって、とても強い臭いを漂わせます。それは近隣の方が気がつくこともあるほど強い臭いです。また、孤独死をされた方の中には、セルフネグレクト(自己放任)によるゴミの大量放置やペットの多頭飼いが起きていることがあります。
こういったお部屋は、やはり不衛生なまま放置されているので、ネズミがいたり、ゴキブリやノミ・ダニのような害虫がいたりします。ネズミは、体液や糞尿にも病原菌がいると言われており、そのままにしておくわけにはいきません。孤独死が、必ずしも安らかでなかったとしたら、吐血した血の後や、糞便が飛び散っていることもあります。
特殊清掃では、こういったものを残さずに清掃していき、きれいな状態に現状回復や原状復帰をしていく清掃なのです。特殊清掃だけでなく、その後の遺品整理も行うこともあります。孤独死現場は、発見の遅れから腐敗が進むので、虫が沸いていたり、雑菌などにより家の中の家具や衣類品などが汚染されていることがあります。
遺品整理にすぐ取り掛かりたいところですが、先に特殊清掃を実施してからの遺品整理となります。遺品整理後は、孤独死現場になった部屋以外の部屋も消毒や消臭します。不衛生になってしまったことにより発生した悪臭は、ご近所トラブルになります。
悪臭が消えているかをしっかり確認して、終了となります。一般の方が行う清掃には限界があります。なぜなら、シミが消えなかったり、臭いが消えなかったりするからです。特殊清掃は、孤独死現場となった最期の場所をきれいにする必要不可欠な仕事なのです。
コロナ禍で増える孤独死、特殊清掃の実態
新型コロナウイルスの流行に伴い、感染拡大の防止の観点から、人と人の接触が最小限に抑えられてきました。その結果、民生委員の地域見回り活動による訪問がしにくい環境になってしまいました。また、医療逼迫などで、体調が悪い人や発熱がある方は外出しないようにと言われて、自宅待機するという流れができ、病院への外来も思うように行けなくなりました。
緊急事態宣言が発令され、県外にいる親族になかなか会えない経験をされた方も多いのではないでしょうか。年々、近隣住民による行き来も減少してきており、人との関わりが減ってきている現状に拍車をかけたような状態です。こうしたさまざま要因が重なることで、1人でいる方が孤独死を迎えてしまう現状になっているのです。
発見を早めてあげることが難しいご時世となり、新型コロナウイルスの影響で自宅待機のまま孤独死された方がいたとしても、新型コロナウイルスかも知れないと遺族の方は警戒するため、現場の入室までに時間を開けることもあります。新型コロナウイルスによる孤独死は増加傾向にあり、こちらもまた深刻な社会問題となっています。
新型コロナウイルス感染による孤独死の現場は、2次感染の都合上、ウイルスが消滅するまで時間を置くことが求められるため、すぐに特殊清掃が入れないのが現状です。また、特殊清掃は孤独死のみに限らず、特殊な消毒ができる業者であることから、『新型コロナウイルスを予防したい』『風邪を引いた人がいる』そういった問い合わせにも迅速に対応しています。
徹底的な消毒作業により、会社や事業所、そして店舗などを消毒し、多くの方の感染予防を担うようになりました。特殊清掃の消毒作業が、新型コロナウイルス感染拡大防止に大きく活用されているのが現状です。
特殊清掃の流れ
万が一孤独死を発見した場合などに備え、特殊清掃の流れを解説します。
まずは、ご遺体の発見です。警察に通報後、かけつけた警察官が現場検証を行います。親族だから、管理人だからといってやたらとお部屋に入るのは控えましょう。殺人事件の可能性がゼロではないためです。死因がわかるまでは入れないと捉えて下さい。
次に、現場検証が終了後、警察から出入り許可が出た段階で、特殊清掃業者へ連絡して現地の見積もりを依頼しましょう。死臭による近隣トラブル等があるため、なるべく早めに対処する必要があります。
特殊清掃業者から出してもらった見積内容が確認できたら、特殊清掃をする日程を早めに決めておきます。依頼人の方は、特殊清掃の業者が来た際、孤独死された方の部屋の鍵を渡します。残しておく物の確認をしておきましょう。現金預金などの貴重品を探してくれることもありますので、見積もりの際に伝えておくと良いです。
孤独死の場合、床や壁などに体液の浸透が見受けられる、腐敗が進み害虫やネズミなどの温床になっていることが多く、不衛生なため清掃・消毒・消臭を行った後、遺族の方の入室をしていただきます。その後、遺品整理をしていくのですが、腐敗や体液の浸透などが原因で雑菌が湧いてしまい、残して置けない状態の物も中にはあります。遺品整理が終わると消毒・消臭を他の部屋も含めて行います。死臭が残っていないかきちんと確認して作業終了となります。
孤独死の清掃は業者におまかせ
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また、特殊な場面での清掃に関して、高い技術と経験があるため、自信を持ってご依頼くださった方へ特殊清掃を提供させていただいております。
まとめ
孤独死に対しての清掃や脱臭は、目に見える害虫やネズミ、目にみえないウイルスや雑菌が関係してきており、一般の方が対応するには難しく危険なものです。
ここはプロの清掃業者に任せて、孤独死現場に特殊清掃を施し最期の場所をきれいにしてあげましょう。悲しいことに、道具を揃えたり、清掃のための時間を割いたりなど、時間とお金もかかるのが現実です。
そこで特殊清掃業者を使うことは、ご依頼人様に代わり亡くなられた方のため、しっかり清掃や消毒を行い、ご遺族の悩みを解消する手段です。孤独死現場を不快なまま放置することなく、現状回復に努めていきましょう。
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