特殊清掃で用いられるオゾン発生器をご存知ですか?
この記事では、特殊清掃で活用する機会が多いオゾン発生器について、その仕組みや使用する場面、使用時の注意点などをまとめています。
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特殊清掃で用いられるオゾン発生器とは?
特殊清掃で使用するオゾン発生器とは、どのような機器なのでしょうか。
そもそもオゾンとは?
オゾン(O3)は、酸素分子(O2)が高電圧や紫外線の影響を受けて分解され、その結果、3つの酸素原子が結合してできる分子です。
非常に強力な酸化剤であり、この性質を利用してさまざまな分野で活用されています。たとえば、オゾンが微生物の細胞膜を破壊することを利用した除菌、悪臭の原因となる有機物を分解することを利用した消臭などです。
オゾン発生器の仕組み
その仕組みは、高電圧放電法や紫外線照射法などいくつかの方法がありますが、一般的には高電圧放電法が一般的です。
高電圧放電法
高電圧放電法を用いるオゾン発生器は、まず外部から取り込んだ空気や酸素を放電用電極間に通すことで、酸素分子を分解しオゾンを生成します。
紫外線照射法
紫外線照射法は、酸素分子を紫外線によって直接分解し、オゾンを生成する方法です。高電圧放電法と比較して装置の構造が単純であり、オゾンの生成効率も高いという利点があります。
オゾン発生器は、その高い除菌・消臭効果からさまざまな産業や用途で利用されています。
使い方
オゾン発生器は、安全にまた効果的に使用するためには、使い方を熟知する必要があります。
適切な設定と操作:
オゾン発生器の設定は、使用環境や目的に応じて適切に調整する必要があり、適切なオゾン濃度と処理時間を設定します。
密閉された空間での使用を避ける:
高濃度のオゾンは人体に有害なため、密閉された空間での使用は避けなければなりません。
十分な換気をおこない、使用中は人がいない場所で運転することが重要です。
定期的な点検とメンテナンス:
オゾン発生器は定期的な点検とメンテナンスが必要です。
使用後は清掃し、定期的な点検やメンテナンスを行うことで、安全性と効果を維持することができます。
安全対策の確保:
高濃度なオゾンは人体に有害なため、使用時にマスクや手袋を着用するなど、適切な安全対策を実施しなければなりません。
効果
オゾン発生器は、特殊清掃において幅広く利用されており、次のような効果があります。
除菌・消臭効果:
オゾンは、微生物の増殖を抑制し、臭いの元となる物質を効果的に除去します。とくに、トイレやキッチン、動物のいる施設など、臭いや難しい汚れの発生が多い場所での除菌・消臭に効果を発揮します。
空間清浄効果:
オゾンは空気中の汚染物質を分解する能力があり、閉所や特殊な環境においても空気を浄化する効果が期待されます。
たとえば、タバコの煙やペットの臭い、揮発性有機化合物(VOCs)など、空気中の様々な汚染物質を分解し、清浄な環境を実現します。
カビ対策効果:
オゾンはカビの繁殖を抑制する効果があり、カビの発生が疑われる場所やカビの被害が生じた場所においても有効です。
カビの細胞を破壊し、成長を阻害することで、浴室や洗濯室、地下室など湿気の多い場所でのカビ対策に効果的です。
このように、オゾン発生器はさまざまな用途で広く活用されています。
特殊清掃でオゾン発生器が用いられる場面
オゾン発生器は、その強力な除菌・消臭効果や空間清浄効果などから、特殊清掃現場でも幅広く活用されています。
犯罪現場の消臭・除菌
犯罪現場の特殊清掃では、業務用オゾン発生器が頻繁に利用されています。血液や体液などの汚染物質が残っている犯罪現場では、とくに悪臭や微生物の除去は緊急性が高く、その効果的な手段としてオゾン発生器が活用されています。
長期間放置された遺体の処理
遺体が長期間放置されると、周囲に悪臭や有害物質が拡散し、感染症のリスクや近隣トラブルの原因となります。
オゾンは、空間中の微生物や臭いの原因となる物質を酸化し、分解することで、迅速かつ効果的に悪臭を除去し、衛生状態を改善します。
ゴミが溜まった部屋の脱臭
ゴミが溜まった部屋では、生ゴミやペットの排泄物などから悪臭が発生し、居住環境の衛生状態に深刻な影響を与える可能性があります。
そのような状況でも、オゾンは空間中の有害な微生物や臭いの原因となる物質を効果的に分解し、除去することができます。
オゾン発生器の取扱いは難しい?
特殊清掃でオゾン殺菌を行う際、オゾン発生器の適切な取り扱いが非常に重要になります。
オゾンガスは強力な酸化力を持つため、殺菌効果は高いものの、人体にも有害な影響を与える可能性があるためです。
オゾンガスの人体への影響
オゾンを吸入すると、呼吸器系に刺激を与え、頭痛や咳、喘息発作などの症状が出る可能性があります。
高濃度の場合は中毒症状にもなり得ます。そのため、作業時の適切な換気や防護具の着用が欠かせません。
密閉空間での使用が前提
オゾン殺菌は主に密閉された空間で行われます。オゾンガスを効果的に充満させるためです。
オゾン発生器の操作と配置
オゾン発生器の出力調整や、現場の広さに応じた適切な配置など、機器の操作には知識と経験が必要です。不適切な使用では、健康に有害であるだけでなく、殺菌もしっかりおこなえないなどのリスクがあります。
二次汚染の防止
オゾン処理後は、ガスをしっかりと室外へ排出する必要があります。残留オゾンによる二次汚染を防がなければなりません。
このように、オゾン発生器の取り扱いは、高度な専門性が求められます。以上の点に留意することで、安全性と効果を確保することができます。
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